
仕事を辞めたから、国民年金の納付書が届いた。毎月16,000円チョイの支払いが、なにげに高い。だけど国民年金は国民の義務だから、ちゃんと納付しないけないのかな。こんなときは、どうしたらいいんだろう。今月ちょっとキツいから、もうこのまま放置しちゃおうかな。
会社を辞めて次の会社に入るまでの期間は、国民年金を納めることになります。
退職したばかりで、毎月納付することが苦しいときはどうすればいいのでしょうか。
この記事でわかること
- 国民年金の毎月の納付が苦しいときにできること
- 免除申請すると必ず追納しないといけないのか
- 国民年金を払えないからといってやってはいけないこと
健康保険料や住民税の支払いを優先しないといけないという事情もあったり。
今や国民年金の未納率が約30%といわれていますが、
払わない人が多いから、別に払わなくても良いということではありません。
目次
国民年金が高い!毎月の支払いがキツいときにできること

答え:国民年金の免除申請をしてみよう。
免除申請は、市役所や年金事務所で本人の申請により手続きできます。
ちなみに国民年金の月額保険料は¥16,540です。(令和2年4月〜令和3年3月末)
国民年金の月額保険料は毎年少しずつ上がり続けています。

退職を理由に国民健康保険の手続きにいくと、国民年金の免除申請を案内されることがあります。市役所の窓口担当者によるかも知れません。親切な人に当たりたいですね。
免除申請した分は絶対に追納しないといけない?

答え:追納の義務はありませんが推奨されています。
必ずしも免除された期間分を、さかのぼって払わないといけないという決まりはありません。
注意点
当然ながら満額納める場合に比べて、将来的に受け取れる年金額は減ることになります。
どうしても将来受け取れる年金が減るコトが不安に思うのであれば、追納すればいいのです。
まずは今の生活を優先し、払えるようになったら納付しよう。

免除申請をしたあと、承認通知書が届くまで2ヶ月ほどかかります。なので免除申請中に納付書が届くこともありますが、承認通知書が届くのを待ちましょう。納付書は捨てずに保管を。
国民年金を払えないからといってやってはいけないこと
答え:未納のまま放置することです。
×ダメ×
国民年金の納付を放置していると、督促状が届いたり最終的に財産を差し押さえられたり。
さらに追徴金が発生することも。
払っていないというかたちは同じでも免除と未納では全く違います。

免除:払えない理由があって申請したうえで払っていない状態のこと。
未納:本当は払えるのに故意に(意図的に)払っていない状態のこと。
また、国民年金を免除申請した期間は、年金を受け取るために必要な期間としてカウントされます。払っていなくても加入していたことになるのです。
失業中で国民年金が払えないときにできることまとめ
- 国民年金の支払いができないときは免除申請してみる
- 免除期間分の追納は義務ではなく推奨(将来受けとれる年金額が減るが加入期間としてカウントされる)
- 未納のまま放置してはいけない
国民年金の納付ができない場合は未納のままにせず、免除申請という制度を利用するといいですね。
とはいえ、未納率30%の人たち全員を差し押さえることは可能なんでしょうか。複雑です。
ご参考になれば幸いです。