
会社を辞めたら健康保険(保険証)を切り替えないといけません。
国民健康保険に加入するのと社会保険を任意継続するのとでは、どちらの方が保険料が安いのか知りたい。
そして、1円でも安い方に切り替えたいですよね。
この記事でわかること
- 国保と任意継続では保険料が安いのはどっち?
- 保険料はどうやって調べる?
- 実際、手続きしてわかったことあれこれ
目次
国保と任意継続の保険料はどっちが安いのか問題

答え:人によります。
所得や年齢など、人によって違うからです。
なんとなく国保の方が安そうかな?とか、任意継続の方は会社負担分がなくなって今の倍になるから高いよね?とか、国保や任意継続に対するなんとなくのイメージありませんか。
ですが、そういうイメージや思い込みで判断するのは、ちょっと待ってください。
健康保険料の調べ方!どこに問い合わせすればいい?

国民健康保険の保険料を調べる場合
- どこで▶︎居住地の市役所の国保窓口(支所、サービスセンターでもOK)
前年度の源泉徴収票があれば、正確な保険料の金額がわかります。

国保の保険料は、前年度の所得から算出されます。
窓口で“国民健康保険料 仮計算書”(概算ですが、ほぼ確定に近い数字)がもらえます。
窓口で“国民健康保険料 仮計算書”(概算ですが、ほぼ確定に近い数字)がもらえます。
任意継続の保険料を調べる場合
- どこで▶︎居住地の全国健康保険協会(協会けんぽ)
- 注意点▶︎手続きに期限アリ:退職日の翌日から20日以内
加入していた社会保険の事業所名(退職した会社名)・記号・番号がわかるとスムーズ。
会社に保険証を返却する前に、写メを撮っておくといいかも。

任意継続したときの1ヶ月分の保険料を知りたいだけなら、電話の問い合わせでOK(※必ず本人確認をされるので、記号番号を準備しておくと◎)
手続きをする場合は、20日以内の期限があるので、もし日にちに余裕が無いなら直接出向くことがオススメ。
ちなみに任意継続の保険料は、退職時の等級を引継ぎます。(上限あり)
保険料を調べるために各所に問い合わせしてわかったこと

- 市役所のサービスセンターは本庁に比べて人が少なく、ゆっくり質問できた◎
- 国保の窓口で、任意継続の保険料も念のため調べることをすすめられた◎
- 国保も任意継続も、電話で問い合わせるよりも窓口に行った方がスムーズだと感じた(手続きする場合すぐできるから)◎
- 任意継続の手続きには、社会保険の喪失証明か退職日がわかる書類(離職証でもOK)が必要。(無くても手続きはできるが、時間がかかるので保険証が手元に届くのが遅くなる)

社会保険の業務は日本年金機構が行っています。年金機構が喪失記録を協会けんぽに送り、協会けんぽが喪失確認をしてから任意継続の手続きという流れになっているので手続き完了まで時間がかかるのです。(だいたい2〜3週間ほど)
つまり、喪失証明があると年金機構からの喪失記録が届く前でも任意継続の手続きができるのです。
私がしくじったと思った手続きの順番
【失敗だった】ハロワ▶︎国保・任意継続
【こうすればよかった】国保・任意継続▶︎ハロワ
私は国保か任意継続か決める前にハローワークで雇用保険の喪失手続きをしてしまい、退職日を証明するものが手元に無くなってしまったことが失敗だったと思います。
市役所と協会けんぽに問い合わせる順番はどちらが先でも大丈夫かと。
退職(喪失)証明が無いとき各所窓口での対応の違い
市役所の担当者→辞めた会社の総務課に電話で退職日を確認してくれた。
協会けんぽの担当者→『退職(喪失)証明ないんですか?では手続きに時間がかかりますが。』でオワリ。
退職(喪失)証明が無いとき、辞めた会社に証明書を依頼するのも良いですが、ぶっちゃけ面倒なら、最悪無くても手続きはできます。
国保と任意継続の保険料はどっちが安いか調べないと損!まとめ

- 国保と任意継続では保険料が安いのはどっち?▶︎人によって違う
- 保険料はどこに聞けばわかるの?▶︎それぞれ居住地の市役所(国保)と協会けんぽ(任意継続)
- 実際、手続きしてわかったこと▶︎辞めるとき退職(社保の喪失)証明をもらっておけば良かった
慣れない手続きは、なんとなく面倒で気が進みませんが、実際やってみると意外とすんなりできるもんです。
こういう手続きがあるんなんだな、という一つの学びにもなりますね。
ご参考になれば幸いです。
だけど国民健康保険と社会保険の任意継続と、どっちに加入すればいいのかわからない。まずは保険料を調べたらイイのかな。っていうか、どうやって調べたらいいんだろう?