大阪市営美術館で、フェルメール展が開催されています。
- 開催期間 2019.2.16(土)〜5.12(日)
- 開館時間 9:30〜17:00
- 大阪市立美術館 〒543ー0063 大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1ー82【天王寺公園内】
- 地下駐車場有り
フェルメール展と聞いて、絵画に疎い私は、全部フェルメールの作品だと思っていましたが、
フェルメール以外に、同時代の名画も多数展示されています。
大阪で展示されているフェルメールの絵画は6作品。
中でも注目は、日本初上陸の“取り持ちの女”ですね。

取り持ち女(とりもちおんな)は、女性と客との仲介をする婆のことです。
絵には四人の人物が描かれています。
黄色い服の女・・・客に買われる女
赤い服の男・・・客の男
覗き込んでいる女・・・取り持ち女
左端の男・・・フェルメールの自画像説がありますが確証はありません。
この絵画をみただけでは、そんな情景が描かれているなんで想像もつきません!
解説があると、また違った見え方がしますね。
絵画鑑賞をより楽しむためのアイテムは

絵画鑑賞を楽しむためのアイテムは、音声ガイドです。(¥600税込)
ナビゲーターは石原さとみさん。
音声ガイドマークがあるところにきたら、番号を入力すると石原さとみさんのナビゲーションが聞けます!
- ガイド件数 17件+ボーナストラック
- 解説時間 約30分
石原さとみさんの声は、とても聴きやすかったですよ。
是非オススメです。
見どころ〜画中画が語ること〜
300年以上も前の絵画を、こうして目に触れることができるということが素晴らしいですね。
数ある作品の中、私がとても気になった作品はこちら、ハブリエル・メツーの作品です。
2作品の“画中画”に着目です。
手紙を書く男(1664-1666年頃)

女性に宛てて、恋文を書く男。
男の後ろに掛かる絵には、動物(ヤギ)が描かれています。
ヤギは、男性の多情や欲望の表れで、いわゆる移り気な人という意味だとか。
確かにゾッとするほどの美男子ですね、移り気男子・・・悪い男なんでしょうか。
手紙を読む女(1664-1666年頃)

手紙を読む姿は、どことなく不安げな面持ちで、側にいる召使いに手紙の内容を見られないよう隠しながら読んでいるように見えます。
床に落ちた指ぬきもそのままに。
カーテンの向こうに掛かる絵は、荒れた海を航海する船が描かれています。
これは、二人の恋の行方が前途多難であることを意味しているとか。
この二作品は、対の作品であり、画中画が表すメッセージが、とても気になります。
あまりにも気に入ったので、この二枚のハガキを買いました。
フェルメール展・まとめ
作品一つ一つに、様々なメッセージが込められています。
間近でみる絵画は、色鮮やかでタッチも繊細。
そして、とても美しいのです。
まるで写真?と思えるような作品もあり、とにかく綺麗!
取り持ち女も然り、なぜそれを絵にしたの?と思ってしまう不思議な世界観も有り。
たまにはこうして絵画鑑賞に足を運ぶのも悪くない。
絵画初心者でも面白かったです。
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