残圧計とは
ダイビングをするとき、呼吸するためにタンクを背負って潜ります。
その、タンクの中身の空気(エアー)がどれくらい残っているかを表示するものを残圧計といいます。
ダイバーは、自分の残圧計を見て、タンク内のエアーがどれくらい残っているかを把握します。
そして、ダイビング中に何度か、インストラクターからエアーの残圧(残量)を聞かれます。
それに対して、ハンドシグナルで残圧を伝えます。(指で数字を表し、残圧を伝えます。)
そのとき、他のダイバーが伝える数値をみて、自分の残圧より多い数値を提示していると、自身のエアーの消費が早いことがわかります。(え?わたし、そんなにエアー残ってませんけど??という具合に・・・。)
なぜエアーの消費が早いとダメなのか
例えば、車で出かけたとき、目的地に向かう途中でガス欠になってしまうという感じでしょうか。(極端ですが・・・。)
水中で、エアー切れになってしまうと大変なことになります!
ダイビング中に、インストラクターがダイバー各自に、残圧を確認するのは、そのためです。
もし誰か一人でもエアー切れを起こしてしまうと、みんなに迷惑をかけることになります。(撤収・・・。)
エアーの消費が早い原因は

ダイビングをするとき、タンクの中身は満タンです。
勿論、一回のダイビングで充分なエアーが充填されています。
一回のダイビングで全部消費する必要はありません!!
消費が早い人と、そうではない人の違いは何なのでしょうか。
呼吸が浅い

深呼吸をするように、ゆっくり吸ってゆっくり吐くことをが基本の呼吸法です。
空気を吸うことばかりを意識してしまいがちですが、大切なことは吐くことです。
これは本当に意識しないと、癖なのか、息苦しいからなのか、ついつい浅い呼吸になってしまうのですよ〜初心者は・・・。
わたしはいつも、もうこれ以上、空気を吐けない・・・!というくらいまで、吐き切ることを意識しています。(あまりやり過ぎるとムセそうになるので、気をつけてください。)
実際、肺の空気を出し切ると、次、吸うとき楽なんですよね。浅い呼吸を何回もするより、深い呼吸をゆっくりする方が、断然楽なので是非試してみてください!
そして、エアーを節約するために、呼吸を止めたり、意図的に減らしたりしてはいけませんよ!
ウエイトが重い
浮力を相殺するために装着するウエイト(鉛のおもり)が、オーバーウエイト(自分に合ったウエイト量よりやや重い目)になっていないでしょうか?
必要以上に付けていると、呼吸やBC(浮力調節具)の操作にも影響が出ます。
中性浮力(浮いたり沈んだりしないニュートラルな状態)を保つことや、泳ぐ姿勢のバランスも取り辛くなり、無駄な動きが増え、結果的に無駄なエアーの消費に繋がってまうのです。
水中で運動量が多い
水中では水の抵抗があり、思うように動けません。
そのため、運動量が増えることは体力的にも負担が増えるので、エアーの消費に繋がります。
ゆっくりとした動作を心がけることがポイントです。(とにかく、リラックスしましょう!)
ダイビング中のエアーの消費が早い原因と節約方法まとめ
エアーの消費が早い原因は、いくつか考えられます。
ダイビング中に、エアー切れを起こすことは、絶対にあってはなりません。
そうならないためにも、残圧計をチェックすることと、水中での自分の行動を、今一度見直してみましょう。
・ゆっくり呼吸をすること!
・オーバーウエイトになっていないか確認すること!
・水中で無駄な動きを減らし、ゆっくり動くこと!
ダイビングの後、インストラクターに残圧計を見せてもらってください、
きっと、わたしたちより多くエアーが残っているはずです・・・。
ただ、エアーの持ちが悪いことは、それほど神経質になる必要はありません、明らかに他のダイバーと比べて減りが早い場合は、水中での基本(呼吸・運動量など)の違いを確認してみると良いと思います。
そして、基本がマスターできるようになれば、自ずとエアー持ちが良くなる(エアーの節約になる)はずなので、意識してみましょう!
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