ダイビング中マスクに水が入る原因と適切な対処法
もし、マスクに水が入っても、慌てず落ち着いて対処すれば大丈夫ですよ。
ストラップの締め具合
緩すぎてもキツ過ぎてもダメなのですが、ちょうど良い締め方ってどうしたら良いのでしょうか。
ダイビング中、マスクに水が入ると、視界が遮られ不安になり、どうしよう!?と、焦ります。
まず締め方ですが、初心者の場合、必要以上にストラップをキツく締めてしまう傾向があると思います。
緩過ぎても自分が吐いた空気の泡や、顔が動いた拍子に水が入ることがあるのですが、逆にキツ過ぎても、一見、顔に密着し、水が入ってこない様な気がしますが、そうでは無いのです。
マスクのスカート(マスクを装着した時、直接顔に当たる部分)が、顔に強く押し付けられた状態は、スカートと顔の当たり具合にムラができます。
そして顔の動きなどで隙間ができ、そこから水が入る原因となります。
ポイントは、緩過ぎずキツ過ぎず、顔にスカートが優しくフィットするくらいを目安に、締め具合を調節してみましょう。
髪の毛が挟まっている
特に女性の場合は、前髪やサイドの髪の毛が、マスクのスカート部分に挟まりやすく、そこから水が入る原因となるので、髪の毛は、スカートに挟まらないよう、きっちり出しましょう。
鼻から息が漏れている
ダイビング中の呼吸は、レギュレーター(呼吸器材)で、口呼吸をしますが、息を吐く時、普段の癖で鼻息が出ている場合があります。
自分では鼻から息を出しているつもりは無くても、微量に鼻から息が漏れていることがあります。
鼻から息が出てしまうと、マスク内に空気が溜まり、マスクが上にズレてできた隙間から水が入る原因となります。
少し意識をして口呼吸をしてみると、鼻息を止めることができるようになります。
もし、それでもできない場合は、鼻をつまんで口呼吸の練習をし、感覚をつかんでみましょう。
化粧品や日焼け止め

日焼けを避けるため、バッチリメイク、日焼け止めをコッテリ塗りたくる、、、気持ちはよくわかります。
ですが、汗・水・メイク・日焼け止めのコラボで、顔はツルツルになり、マスクがズレる原因になります。
なので、海を汚さないという意味でも、メイクはほどほどに、ですね。
ズレやすいから、の副産物
ダイビング中マスクがズレることは、多かれ少なかれ誰もが経験することなのですが、物凄くズレる人とあまりズレない人と個人差があります。
前者の場合は、マスククリア(マスクの中に入った水を、水中でマスクの外に出すこと)が人一倍うまくなり、多少水が入っても、落ち着いて対処できるようになります。
後者の場合は、マスククリアをする場面が少ないので、マスククリアの仕方をなんとなく忘れ、いざそのときになると、慌ててしまいます。
対処法も、する機会が少ないと時間と共に忘れてしまいますよね、私もそうです。
ダイビング中マスクがズレる原因まとめ
人それぞれ、顔や頭の形、大きさも違います。
その為、自分にピッタリフィットする締め方と位置を、いろいろ試してみると良いと思います。
ちなみに、化粧品以外に整髪料も、ストラップが下に滑り、位置がズレる原因になります。(後頭部)
ダイビングをする日は、ヘアワックスや、その他整髪料も控えた方が良いかも知れません。
そして、ボブヘアーの様に髪が短くても、束ねられる場合はオススメです。
結び目にストラップを引っ掛けて固定することができるので、位置が安定します。
まずは、できるだけマスクがズレない締め方と位置を確認し、もしズレて水が入ったとしても、落ち着いてマスククリアの対処ができる様に準備しておきましょう。
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